motokidsコラム!minibike車検編 (ホース・ワイヤリング)
近年急増している4st-mini車両(Ape,xr100,CB,等)また各地で開催される耐久イベント!!(DE耐,ミニモトなど)
さぁこれからレースに向け車両を製作&メンテナンスをしてく上で、注意しなくてはいけないのが、自分たちのマシンがイベントに参加できるかどうか?イベントごとによって、必ずレギュレーション(規則,規制)を確認することです。どんなにタイムが出ていても、仕上がっている車両でもレギュレーションの規定内で収まっていないと出場することができません。
レース前には必ず車検というものがあり参加車両を1台ずつしっかり検査していきます。この車検に合格しないといけません。
車検の合格基準に満たない車両はは再車検となってしまいます。
レース前のこの再車検は参加する側にとっては想定外の出来事!!現場で対処できることならまだしも、どうにもならないことも多々あります。そのためいつも車検場は戦争状態です。
参加者はレースに出たい!スタッフはレースの安全を守らなければいけない!と何かしらトラブルの起こる場所です。自身でもレース経験もありまたスタッフ経験もあるため参加側の気持ちスタッフ側の気持ちもわかっているつもりです。
「知らなかった、分からなかった」では車検は合格できません。せっかく参加するレースなので、楽しく参加してほしい!楽しく参加したい!ということで、私が経験してきた中でのことですが車検時によくあるトラブル個所をいくつかあげていきます。今後の参考にしていただければと思います。
今回は実際にDE耐に参加している車両を少しお借りして話を進めていきたいと思います。
車両提供:チームsweet illusion
燃料ホース、ブローバイホースを固定する際は必ず金属製のバンドで固定しなくていはいけません。インシュロック(タイラップ)等のナイロン製のものはアウトです。またいくら金属製のものでも次のような内容もアウトなのでご注意ください。
ブローバイホースやブリーザーホースをキャッチタンクへ接合する際にホースの系が違うため、系(φ)の違うホースとホースをジョイントしジョイント部分を金属製ホースバンドで固定している。
金属製ホースバンドを使用する箇所例
- キャブレター関係
- ブローバイ関係
- 燃料タンク
- キャッチタンク
- ブレーキ(特にリア、耐油ホースを使用しホースにメクラしている)
- オイルクーラー関係
間違いないのは、ホース類は必ず金属製ホースバンドで固定することです。
ここでは、ワイヤリング処理についてご説明します。全車両必ず施す必要があります。写真はブリーザーホースを使用しているものですが、付いていない車両の場合はオイルフィラーキャップにワイヤリングを施します。
この際に注意しなくてはいけないこと
- もちろん金属ワイヤーを使用すること
- ワイヤーは必ず対象物をしめこみ方向に引っ張る(※1)
- 対象物がゆるむような処理はしない
- ブリーザーホース用キャップは要注意(次項参照)
※1 : ゆるむ方向にワイヤーをひいてしまうと、意味が無いロックしてないですからね。
ブリーザーホース用のキャップを使用する際の注意
まれにブリーザーホースを固定するバンドにワイヤリングしている方がいます。(赤ライン)もちろん車検に合格しません。ここの再車検が注意です。加工機材を持ち込んでいれば、現場対処できますが機材がないとどうにもこうにも立ち往生・・・。「なぜダメなのか?」とよく聞かれますのでこの
場をお借りして・・・・。
ワイヤリングについての小ネタ
大体の方はわかっていると思われますが、再確認。そもそもなんとなくワイヤリングをしていては本末転倒です。なぜワイヤリング処理を施すのかは、危険回避・安全確保のためです。このケースにおいては走行中のボルトやキャップのゆるみを防ぎ欠落を防ぐためです。上記2か所については、どのレースでも義務づけられているはずです。必要に応じてワイヤリング箇所も増えていきます。(こちらは下記参照)
なので、対象物が緩む方向にワイヤーを引く処理や緩む可能性がある処理はワイヤリングとして認められません。
ブリーザーホースバンドにワイヤーをかけてもブリーザーホースキャップを固定していることにはならないので、車検には受からないというわけです。



